芝生の上に何やら赤いものが固まって生えていました。良く見ると苔から伸びた胞子体でした。高さは2-3cmくらいで、てっぺんには蒴(さく)と呼ばれる胞子嚢があり、中には胞子が詰まっています。コケの胞子体は種類によりいろいろな形をしているのが面白いです。ちなみに、このコケはヤノウエノアカゴケ Ceratodon purpureus という種類のようで、胞子体の柄(蒴柄)が赤いのが名前の由来だそうです("ヤノウエ"は屋(屋根)の上?)。
しかし、「蒴(さく)」とはまた難しい漢字を使うものですね。入力変換するのが一苦労でした(おまけにMacOSテキストエンコーディングでは保存ができませんでした)。
撮影日:2008.04.01