謎なマユ(繭)


2002.06.03

 西日本のとある海岸に植えてあったアカメガシワの木の幹に妙なものを見つけました。長さは15〜20mm, 幅10mmくらいの繭(マユ)が沢山くっ付いているのです(写真は一部分です)。上方に成虫が抜け出たと思われる穴が開いています。さて、これらは何のマユだったのでしょうか。蜂? それとも蛾?

撮影日:2002.06.02

ヒロヘリアオイラガ


 で、思いを巡らすと、なんとなくイラガのマユに似ているようです。そのセンで調べたところ、どうやらイラガの一種であるヒロヘリアオイラガ Parasa lepida のマユではないかという結論になりました。南方の種で、食草の幅が広く、集団で葉を食い荒らして幹や壁にマユを作るというガです。イラガと同様、刺されると痛くて大変です。


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