夏の思い出(宝貝)


2004.08.18

 7月の紀伊半島の某海岸で拾ったタカラガイです。海岸に打ち上げられている貝殻は、砂に洗われているのでほとんど艶がありません。そこで状態の良いものを選び、せっせと磨いてみたところ、生貝には及ばないもののかなり綺麗になりました。

撮影日:2004.08.14

タカラガイ

 タカラガイには色々な種類がありますが、図鑑やWeb上で首っ引きで調べたところ、なんとか名前が分かりました。
左端の大きいの(殻の長さ4cmくらい)から番号順に:

  1. ヤクシマダカラ Mauritia arabica
  2. コモンダカラ Erosaria erosa
  3. オミナエシダカラ Erosaria boivinii
  4. シボリダカラ Staphylaea limacina
  5. カノコダカラ Cribrarula cribraria
  1. スソムラサキダカラ Erronea chinensis
  2. カモンダカラ Erosaria helvola
  3. ナシジダカラ Erosaria labrolineata
  4. チャイロキヌタ Palmadusta artuffeli

というところでした。ただし亜種までは分からなかったので、完全ではないと思います。
 ちなみに、生貝の殻(左:ハナマルユキ Erosaria caputserpentis、右:ハナビラダカラ Erosaria annulus)は非常に奇麗な艶があります。これは殻の表面が貝の外套膜に常に覆われていて、付着物が付かないからということだそうです。


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