木の柵の上を、体長5mm弱の小さな虫が歩いていました。太い触角のようなものを盛んにふりふりしながら歩いています。カメラを向けると反対側へ隠れてしまいましたが、しばらくするとまた触角を振り上げながら出てきました。しかしこの触角、ちょっと触角にしては変で、どうやら腕(脚)のようです。そこで腕(脚)の本数を数えてみると、1、2、・・・7、8。なるほど、これはクモですね。腕をふりふりしているのは獲物を捕りやすくするためか、触角に似せて昆虫(アリとか)のフリをしているのか、はたまた周囲に警告を発しているのか...
撮影日:2005.06.20
このクモはハエトリグモの仲間 Salticidae sp. のようです。第1脚(腕)が太くて大きく、腕の下側に毛が生えている、という特徴からはマツモトハエトリという種類に該当しそうなのですが、良くわかりませんでした。