久しぶりの"謎な"シリーズ(なんだそりゃ)は、ご覧のとおりの網目模様です。かなり不規則な形の網目ですが、さて、いったい何でしょうか?
撮影日:2006.08.22
これは、オオミノコフキタケ Ganoderma australe というキノコの裏側(写真の白い部分)です。普通のキノコの裏側はヒダ状ですが、このキノコの裏側は小さな穴(管孔)が沢山開いている形になっていて、この穴から胞子が出てきます。胞子は茶色をしていて、周りが茶色の粉を振りかけたような状態になるので"コフキ"の名前がついたようです。なお、オオミノコフキタケの管孔は非常に小さく、肉眼ではほとんど見えません。この写真は約1.5cmの距離で接写したものです。
訂正[2011.05.14]
これまでコフキサルノコシカケ Elfvingia applanata としてきましたが、オオミノコフキタケ Ganoderma australe に訂正いたします。