耳 石

2004.03.18
2004.03.27

 夕食のおかずにと、スーパーの鮮魚売場でカサゴ Sebastiscus marmoratus を買いました。煮魚にして美味しくいただいた後、ふと思いついて耳石を探してみました。昔やった実習を思い出しながら(^^;)、頭の骨を分解していくと... 有りました! 体長17cmくらいの小ぶりなカサゴでしたが、耳石は割と大きく、長さは約8mmありました。写真に撮ってみると、ちょっと半透明な縞々が見えます。

撮影日:2004.03.17

耳石

 魚の耳石は脳の両側付近の骨の中に一つずつあり、主に体の平衡感覚を検出する役割を持っています。また、魚の成長とともに耳石も大きくなり、このとき木の年輪と同じような縞々ができます。この縞々を数えることにより魚の年齢などを知ることが出来ますが、肉眼では縞々がほとんど見えない魚もいます。写真では縞々が5本くらい見えるので、体長17cmで5歳...? うーん、カサゴは成長が遅いと言われていますが、どんなもんでしょうか。

撮影日:2004.03.27

耳石

 さらに、ひと回り大きいメバル Sebastes inermis の耳石も取り出してみました。メバルの耳石のほうが縞々がはっきり(これは4歳くらいかな...)しているようです。


 ←戻る


Copyright (C) Hiroshi IMAIZUMI 2004 All Rights Reserved.