付録:プランクトンいろいろ


2003.01.13

 神戸周辺の海でクラゲを採集しようとして採れたクラゲ以外のプランクトンです。顕微鏡が無いので、ぎりぎりデジカメで接写できた比較的大きなものだけになっています。実際のところ、これくらいの大きさの物を撮るなら顕微鏡+カメラ用アダプターで撮った方が綺麗に撮れるのですが、まぁ、デジカメだけでも撮れるという参考として見ていただければと思います。

ヤコウチュウ(撮影日:2003.01.13)

夜光虫です。直径1mm弱の丸い形をしていますが、単細胞生物としては大きい方です。時々海面上に大発生して赤潮状態になります。刺激を与えるとかなり明るく光りますが、当たり前ながら暗いところでないとわかりません。


ヤムシ類(撮影日:2002.12.15)

体長5mm程度のヤムシの仲間です。ヤムシは「矢虫」で、名前のとおり直線的にすいっ、すいっと進むように泳ぎます。体の両脇や尻尾?あたりにヒレ状のものがあるはずなのですが、非常に薄いものなので、写真には写らないようです(ヒレは標本にして染めないと見えないかも)。


オタマボヤ類(左)・ウミタル類(右)(撮影日:2002.10.20)

左はオタマボヤの仲間(体長2mm程度)、右はウミタルの仲間(体長3mm程度)と思われます。原始的な脊椎のようなものを持っているグループで、以前は「原索動物」として、ヒトが属している「脊椎動物」の直近の分類位置(門)にいましたが、いつの間にかこれらの門は統合されて「脊索動物」となりました。つまりオタマボヤやウミタルは我々と同じ仲間になったわけです(^^;)。


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