どんぐりに産卵しようとしているシギゾウムシの仲間 Curculio sp. を見つけました。シギゾウムシはとても細長い口吻を持った変わった姿の小さなゾウムシです(口吻を除いた体長は6-7mm)。長い口吻をどんぐりに差し込んで穴を開け、卵を産み込みます。(穴を開けるのはかなり大変な作業だと思われます。ファーブル昆虫記に、穴を開ける途中で脚を滑らし、口吻がどんぐりの表面に刺さったまま体が宙に浮いて身動きが取れずに死んでしまったシギゾウムシの写真がありました。)
撮影日:2017.10.24
撮影日:2017.10.04
シギゾウムシは、利用するどんぐり毎にそれぞれ別種のシギゾウムシがいますが、どれもよく似ていて単独では区別し難く、おまけにそれぞれの種は特定のどんぐりだけを利用するわけでもなさそうなので、名前は決められませんでした。