日本海側の磯で海の中を覗いたら、岩の上に小石のようなものが散らばって？いました。直径は2.0-2.5cmくらいです。さて、何でしょう？
撮影日：2012.08.21
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まぁ、巻貝であることはすぐに分かると思います。拾い上げて見ると、のっぺりとした球面状の石灰質の蓋が特徴的なスガイ Turbo (Lunella) coreensis でした。スガイはサザエの仲間で、殻にはびっしりとコケみたいなものが着いています。普段は転石の下にいることが多いのですが、ここの磯は転石が少ないためか、あるいは食事中のためか、オープンなところにいました。
ちなみに、コケみたいなのはカイゴロモ Cladophora conchopheria という緑藻類で、スガイの上にしか生えないそうです。なぜスガイの上にしか生えないのかは謎なようです。