日射しがさんさんと降り注ぐコンクリートの表面を、何やら赤い点々がもぞもぞ蠢いていました。今頃の季節によく見る、体長１mmくらいのとても小さな赤いダニでした。運良くデジカメを持っていたので、チョコマカと動き回って撮り難かったものの、なんとか写真が撮れました。
撮影日：2005.05.10
調べてみると、このダニはカベアナタカラダニ又はハマベアナタカラダニ、雰囲気的(^^;)にはカベアナタカラダニ Balaustium mutotum の方ではないかと思われました。毎年５、６月頃に沢山発生するそうですが、生態は良くわかっていないとか。近年では家の中に大量に入ってきたりするので、害虫（迷惑虫？）扱いになっているようです（人体には害はないみたいですが）。
それにしても、５月の強い太陽光（紫外線も強そう）を浴びても平気で動けるパワーが、こんな小さな体のいったいどこから来るのか、生き物は不思議なものですね。