デパートの食品売り場で「灯台つぶ貝」を売っていました。酒茹でにして美味しくいただいた後で、この貝はどんな種類なのか調べてみました。エゾボラ科のエゾバイ属 Buccinum sp. の類と思われる2種類(殻高7cmくらい)がありましたが、この仲間はややこしいです。結局、この写真の2つが同じ種類なのか個体変異なのかは分かりませんでした。漁獲時の衝撃なのか、殻口の部分が欠けているものが多いのも良く分からない一因でした。
撮影日:2007.08.04
[ 追記 2009.05.30、さらに追記 2010.02.21 ]
強いて分けると、左はオオカラフトバイ Buccinum verkruzeni 又はヒモマキバイ Buccinum inclytum、右はヒモマキバイ Buccinum inclytum 又はクビレバイ Buccinum opisthoplectum なのかもしれません。
なお、写真とはまた別の貝が同じ「灯台つぶ貝」として売られていることもあり、いったい何種類の貝が「灯台つぶ貝」と呼ばれて流通しているのかは謎です。