タイラギ


2012.04.30

 デパートの鮮魚売り場でタイラギ Atrina pectinata を売っていました。たまたま倉谷うらら先生が書かれた記事の中で「タイラギの足糸はとても美しく、昔この足糸の繊維から織物が造られていた」という旨を読んだ後だったので、思わず買って帰り、貝柱はお刺身で、ヒモとワタは茹でて美味しくいただいた後に写真を撮りました。殻の長さは20cm弱で、殻の表面に虹色の輝きが少しあり、意外ときれいです。殻の横からハミ出しているのが足糸です。

足糸については別項を起こしました。

撮影日:2012.04.26

 近年になって、タイラギは殻の表面が平滑なもの(無鱗型)と鱗状の突起があるもの(有隣型)の2種に分けられました。ただし、学名や和名はまだ確定していないようです。和名については無鱗型をタイラギ・有隣型をリシケタイラギ、無鱗型をズベタイラギ・有隣型をタイラギ、という2通りの呼び名があるようです。なお、このページで使用した学名は2種に分けられる前のものです。


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