生きものランプ

2011.03.05

 おゆまるで作った生きものを照らすランプ?を作りました。


[ランプの本体]
 ランプ本体はプレートタイプの白色LEDです。本来は板などに貼付けて使う光インテリア商品(プレートの裏紙を剥がすと接着面が出てきます)で、4.5V(単三電池3本)で明るく光ります。このLEDの発光部分の上に対象物を置いてランプ?とするわけです。
  


[ランプの実際]
 こうしてみると、やはりランプにするのは付着生物系でないと無理があるようです。そうなるとホヤしかないのかも。イソギンチャクはちょっと質感が違いますが、透明っぽい種類もいるのでぎりぎり何とか、でしょうか。クラゲはそれなりに見映えはしますが、ちょっと方向性が違うような気はします。


[照明台]
 LEDの部分を少し工夫して電池ボックス一体のケース(照明台)を作りました。
 "工夫"といっても、結局は「きのこランプ」と同様に、模型のキットの箱の中に電池ボックスを収めたものになりました(^^;)。LEDは2つと奮発し、ケースの上面に少し高低差を付けて貼付けました。配線コードは穴を穿けて通し、電池ボックスのコードに繋げています。
 次にケースの蓋側の周囲に厚さ1mmの青く塗ったプラ板を両面接着テープで貼付け、見映えを良くしました。ケースが完全に直方体ではないため(上下に少し窄まっている)、若干台形になっています。
  

 LEDが収められている穴の周囲はプラスチック板(厚さ0.5mm、幅約1.5mm)で作ったリングを接着して穴をかさ上げしました。そしてケースの上面を樹脂粘土(レジックス)で適当に凸凹をつけて覆いました。点灯させると樹脂粘土を通して光が漏れますが、これは予想通りではあります。
  

 岩の上には海藻や付着生物を置いて海中の雰囲気を出すことにします。海藻やコケムシは模型情景用の乾燥苔(ライケン)や透明粘土("すけるくん")を着色したもの、フジツボは実物を"おゆまる"で形取りして"レジックス"でコピーしたもの、などです。小さな貝殻も置いてみましたが、岩の上に貝殻があることは、実際にはほとんどないです(^^;)。
  

 樹脂粘土が乾いたところで隙間やひび割れを修正し、海中の岩らしく塗装します。塗装は模型用のカラー缶スプレーのダークグレーを塗ったところ、光の透けはほとんど無くなりました。ただ、海藻や付着生物の量が少なすぎるようで、岩肌がむき出しになっているのは、少々不自然です。それに岩肌に少し艶があるのもちょっと変です。
 ユウレイボヤを置いてランプにしたところです。光の透けが無い方が良いのかどうかは微妙なところですが、文字通りランプのホヤ(ん?)になりました。点灯状態ならば、岩肌がむき出しなのはそれほど気にならないかもしれません。


 ともかく、これで一応完成しました。


ちなみに、他のやつを置いたところです。写真左から、イソギンチャクとウミユリみたいな謎の生物(^^;;)、ホヤの仲間とオオグチボヤ、旗口クラゲと根口クラゲ、です。
  

こんなのも。
  



 なお、製作の過程をブログの2011年1-3月にも掲載しているので、そちらもご参照下さい。

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